「おおきくなるっていうこと」がどういうことなのかについて、いろんな角度から考えさせてくれる絵本です。
洋服が小さくなったり、歯が抜けたり‥というような目に見えることもあれば、小さい子に優しくできる、というような心の成長についても描かれています。
園長先生が子供たちに話している、という設定なので入園・卒園をむかえる子供たちにはまさにピッタリです。
でも、その年齢を過ぎても、成長の節目、節目で親子で読みたい絵本だと思いました。
子育ての中で、親はついつい「できないこと」の方に目を向けてしまいがちです。でも、この絵本は「こんなことができるようになった」という視点で描かれています。
子供が初めて立った時、言葉を発した時の嬉しかった気持ちを、思い出させてくれる絵本でもあります。