エリサ・クレヴァンの絵が最高に素敵です。
おひさまを題材にしているだけあって、その暖かさの表現力に圧倒されてしまいました。
お話は、寒い雪の降る冬のシーンから始まります。
どの家でも、長く外に出られないせいか、争いが絶えなかったり、拉がれている様子細かく描かれています。
でも、パンやさんだけは明るいのです。
やはり、ポジティブな気持ちを持っているからなのでしょう。
その犬のパンやさんが焼いているのが、おひさまパン。
みんなで食べるシーンは、ぐりとぐらを彷彿させるもので、とても優しい気持ちにさせてくれます。
動物みんなが楽しく輪になっているシーンは、見ていて飽きることがありません。
すると、おひさままで目を覚ますというオマケまでついてきて、それからは皆が太陽の下、喜びに満ちあふれて生活する様が描かれています。
太陽の恵みの素晴らしさを再認識させられる絵本で、文章が不要なくらい素晴らしい絵が満載されてると思います。