2歳9ヶ月の息子に読んでやりました。痛みには薬指を口にいれると痛くなくなるというけいちゃんの特別なくすりをみんなに紹介するお話。そんなのありえないじゃーん、と思いながら読んでいましたが、ついつい口にくすりゆびを入れてみようかな?という気になってしまいます。痛さによっては、両手両足のくすりゆびを口にくわえてと息子も試しに悪戦苦闘。なんだか、本を読んでいるはずなのにおもしろいことになります。最後には、疲れすぎたけいちゃんに一番効いて安心できるのがママのくすりゆび・・・とやっぱり甘えっコというかわいい一面も。
まだ転んですりむく、注射を打つ以外に「痛い」を経験したことのない息子に痛み軽減の話をしても理解しがたいのかもしれませんが、実際に薬指をいれてしまう絵に誘われてしまうのがおもしろいですよ。人差し指はなんとなくゆびしゃぶりに使いますが、薬指はあまりないと思います。薬指というのを教えてあげることもできますし、足の指に気づかせてやる機会にもなります。
そもそも「いたいのいたいのとんでけー」と同じおまじないなのかもしれない、と思いました。くすりゆびってとてもマイナーな指なので、両手両足の指を口にくわえる頃にはきっと痛みもなくなっているはず。そういうおもしろさがこの本から伝わってきました。
変わったおまじないや本を読みながらのおもしろいコミュニケーションをしてみたい方にはオススメです!