最近、2歳の息子がはまっているのが、『ちいさなちいさなえほんばこ』でセットになっている4冊。出てくる小さな男の子を、自分のことと思っているようです。絵を見ながら、ブツブツと一人で世界に入り込んでいます。
その中のでもこの『ジョニーのかぞえうた』と『ピエールとライオン』がお気に入り。
1(いち)にんまえのジョニーくん、ひとりぐらしをしていると、
2(に)げこんできたこねずみがたなのうえにとびのって
と、数え歌にあわせて、ジョニーの家にお客さんがやってきます。
普通なら10で終わってしまいがちですが、これは違いました。今度はジョニーくん「よくきけみんな、これからぼくはかずをさかさにかぞえるぞ」と宣言し、お家から一人ずつ追い出します。そして最後には「やっぱり、ひとりがいちばんだあい!」
リズムよく、何度も何度も繰り返して読みたくなる絵本。絵だけを追って行っても楽しめるので、字の読めない2歳の息子も、ひとりでページをめくって楽しんでいます。センダックの挿絵はスマートでおしゃれなので、大人が眺めても楽しいと思います。