おじさんは,りっぱな傘がぬれるのが嫌で,雨の日でも傘をさした事がありません。でも,雨の日に子供達の楽しそうな歌を聴き,傘を開いてみることにしました。
物を大切にするあまり,その本質を見失ってしまう。そんな教訓的な意味もあるのかもしれません。
でも,私はこんなおじさん(私もおじさんですが)でも,初めて大好きな傘を雨の日に使うという経験で,新しい楽しみを発見できた事が,何だかうれしく感じました。
日常の何気ない事も,違った見方をすれば,何か新しい発見があるかもしれません。そんな気持ちにさせられる絵本です。