妹の本棚で見付け、見たことある表紙だなあと一人で読んでみて、涙があふれてきました。飼っている犬が死んでしまうお話はよくあるけど、飼い主が・・・。単純なイラストなんだけど、シロの寂しくて悲しい気持ちがすごく伝わってきました。悲しみを乗り越え、死を受け入れる深いテーマでした。
テーブルに置いておいたら、長女が「これおとなのほん?」と聞いてきたので、読んであげました。「これはなに?」と、初めて見た十字架のお墓。「なんであえないの?」「しんじゃったの?」といろいろ聞かれました。ミキちゃんが死んでしまってもう会えないこと、だからシロはすごく寂しいこと、胸の奥の思い出や夢の中ではミキちゃんに会えることなど話しました。やっぱり難しかったかな?
と思っていたら、布団に入ってから、「ママー、○○かなしくなってきちゃった・・・」と涙ポロポロ。どうしたのか聞いたら「ミキちゃんしんじゃったー」とワンワン泣き出すじゃないですか。まだ4歳になったばかりで、身近な人の死を知らない長女がです。驚いて抱きしめました。こんな小さな子にも伝わったんだという気持ちと、心が育ってきたんだなあという気持ちで胸がいっぱいになりました。