この絵本を読んで、久々に強い衝撃を受けました。
面白い!!
で、早速、自分の子供に読んでみて・・・遊びに来たお友達にも読んでみて・・・いまいちの反応に、ちょっと残念。
きっと、大人受けするお話なんでしょうね。
私なりに分析するに・・・
@ジュールとジュリー、名前が似ていて、子供には解りにくい。
A絵とお話があっていないので解りにくい
(たとえば、ジュールが、オオカミにつかまっった時、袋の中でジュリーにぴったりくっつけてうれしい・・・という場面は、ジュールは、歩いているし、はじめのページも、誰がジュールで誰がジュリーかわかりにくい)
たぶん、こういうことで、5才児たちには、いまいち受けなかったのだと思います。
この本をまじめに読むと、
「汚くてくさいジュールときれいなジュールは、どちらも同じジュールなのに、身なりで評価が違うのは、おかしい」
ということになるのです。
確かに、その辺は、おかしいのですが、この絵本に、教訓じみたものを求めてはいけないのでしょう。
この本は、面白さを追求した絵本なのです。
これはこれで、いいと思います。