だれに教えられるでもなく、もって生まれ、育ちすぎるのが所有欲。
四歳未満に見られるおもちゃの奪い合いの光景。
力加減が、自分でも解らないから、おもちゃくんたちは、イタイ、イタイになってしまう。
そんなお年頃のお子さんに、読んであげてはいかがでしょうか。
きっと、こどもたちも病院の待合室で、待つ不安、痛み、苦しみを思い出してくれるんじゃないかしら。
自分のものも、ひとのものも、大切に優しく扱うことを伝えられる絵本だと思います。
薄暗い、深夜?の待合室が効果的だと思います。
1ページ目の絵を、お子さんとじっくりながめ、この状況設定を考えさせてあげてください。
教訓本はあまり好みではありませんが、この絵本は良書だと思います。