おもちゃの病院の待合室のお話。
最近の病院の待合室は、
とてもきれいで明るいけれど、
ここの病院の待合室は、私が小さい頃に通った
ちいさな診療所の待合室に似ている。
暗く、寒く、とても静かな場所。
「ドアがあいて」
ひとりひとり診察室に入って行くのを
緊張しながら待つおもちゃたち。
ひとり、ひとりといなくなって、
次が自分の番となって、ドキドキが最高潮。
そこで「ドアがあいて」
中にいるやさしそうな先生にほっとして。
分かる分かる。その気持ち。
まるで自分のちいさな頃のことのようでした。
2才になったばかりの息子に読んでみたら、無反応。
もう少し大きくなったら、
きっと、この気持ち、嫌という程、分かると思う・・・