小学校の教室で読み語りをしていると、大型絵本を読むことがあります。一般的な絵本の大きさよりも2倍以上の大きさがあって、ページをめくるのにちょっと大変ですが、たくさんの子供たちにも絵がよく見えて、迫力も出るので好評です。
今回選んだ絵本『ドアがあいて・・・』も32cm×43cmの大きさの本です。本を開くとどのページも左のページが文字、右のページが絵になっています。だから子供たちは、じっと絵のページだけを見ながらお話の世界に入って行けます。
病院らしい場所の待合室に、5人座って待っているところから話が始まります。一人ずつ入っては出てくるという、繰り返しで、最後にぼくが入って行きます。それまで中の様子はわからないから、どきどきしながら話が進み、いよいよぼくの番というところで終わります。
それで、ぼくはどうなったかが描かれていなのに、子供たちには想像できる、そんな本です。色合いも落ち着いていて、私は好きです。たまには大型絵本も楽しんでみてはいかがでしょうか。私は、我が子一人を相手に、リビングで読んだこともありますよ。