宮崎駿さんも影響を受けたという、有名なアニメーション作家の作品を、絵本にしたものです。
アニメーションのほうは、霧が神秘的で未知の世界のようで、その中に足を踏み入れることがいかに勇気がいるか、霧の中で出会う動物や大きな木が不気味で、はりねずみの不安が伝わるのですが、絵本ではポンポンと場面が途切れるような感じでとても残念でした。
こぐまがはりねずみをとても心配している気持ちも、アニメーションでは伝わってきますが、絵本ではそれほどでもないです。
白い馬を思うはりねずみの心情も、アニメーションでは丁寧に描かれていました。
絵は素晴らしく美しいので、手にとってじっくりと見たい絵本です。