柏葉さんのお話は、いつもとっても素敵なハッピーエンドが待っているので、読みごたえがあって、楽しいですねー。
この絵本の「かいとうドチドチ」も類にもれず、素敵な物語でした。
怪盗っぽくない、コロコロに太ったおじいさんが、怪盗のドチドチ。このネーミングになったわけは、太っていて歩くときドチドチいうからですって。
ドチドチは何かを盗んだあと、その人が欲しがっているものをおばあさんのサッサ(奥さん)が編んだ靴下に入れて、逆にプレゼントしてくれるんですって!
だから、みんなにとっても好かれています。
でも、ドチドチは太り過ぎて、歩くのにも杖がいるくらいになってしまったので、怪盗を引退することにしました。
その矢先、美術館で有名な「5人の天使」の絵から天使がひとり消えてしまいます。
町のみんなは「ドチドチ」が盗んだんだ。といいますが、真犯人は…。
ドチドチとサッサが見つけた真犯人。
機転のきいた結末にわくわくでした。