すごく、おもしろいです!
五味太郎さんの絵本は、いろいろ読ませてもらいましたが、中でもこれは、ピカ一です。
主人公(ハゲワシ?)が、「いいかい!?このほんをいまよんでいるきみ!」と、いきなり読者に語りかけてきます。
食べかけの肉を岩の下にかくし、みはっててくれと、飛んでいってしまいます。
そこへ、きつねがやってきて、肉をくわえて行ってしまいます。
翌朝ハゲワシがやってくると、肉がなくなっていて、犯人探しを始めますが・・・?
こんな風に、強引に絵本の中に引っ張り込まれた体験は初めてです。それなのに、全然イヤな感じがしないどころか、絵本の中の世界につれてってくれてありがとう!という気持ちになります。
さすが、五味さん!!
最後のオチまで、やられた〜!という感じ。
子どもから大人まで、幅広くおすすめします。