のねずみのぐりとぐらは、森の中でとっても大きなたまごを見つけます。
何をつくろう?めだまやき?たまごやき?
二人がえらんだのは、かすてら。
大きすぎて持って帰れないものですから、材料とおなべを持ってくることにします。
この用意のようすも、心躍るんです!二人が自分たちと同じくらいの大きさのリュックに、次々に準備したものをつめていきます。
「こむぎこ、ばたー、ぎゅうにゅう、おさとう、ぼーるとあわたてき…」
さあ、森の中で、おりょうりのはじまり。いしとたきぎでつくったかまど、ぼーるの中にはたまごをたっぷり使ったかすてらの生地。
最高なのはやっぱり、おなべのふたをとるところ。きいろいふんわりしたかすてらが、おなべからのぞいています。
大人になった今見ても本当においしそう。
「このよで いちばん すきなのは おりょうりすること たべること」
な、ぐりとぐらですが、二人がすてきなのは、いつだってちゃんとみんなにごちそうするところです。最後は森の動たちとみんなでかすてらをほおばります。
お外で歌いながら料理して、おいしいおいしいってみんなで食べるなんて!
なんて幸せ。
永遠に人をごきげんにする絵本だと思います。