初めて読んだときは正直(なんだかパッとしないお話)って思ってしまいましたが読み重ねるうちにだんだんと好きになってきた絵本です。
くまさん親子のふゆごもりの準備のほのぼのと穏やかなこと。
こぐまがお母さんぐまのお手伝いに木の実を拾うんだけど
食べられない木の実ばっかり。
でもその木の実はちゃんと最後にお母さんが生かしてくれるんですよね。
そういうちょっとしたエピソードがステキだし
真冬なんだけど暖かい気持ちを引き起こしてくれますね。
「今晩はずっと起きてていいよ」なんて
なかなかお母さんは言ってくれませんもんね。
こぐまちゃんのわくわくした気持ちがとってもよく伝わってきます。
イラストも装丁もとてもオシャレに作ってあってすごく好みです。