みんな知ってる白雪姫。かわいらしいお姫様のお話ですが
よく言われるように本物はちょっと違います。
狩人はおきさきに「白雪姫を殺して、肺と肝を持ち帰りなさい」と命じられたり、
最後におきさきは焼けた鉄の靴をはかされ死ぬまで踊り続けたり・・。
残酷と言ってしまえばそれまでですが、本物のストーリーを
一度は知っておいたほうがいいかと思います。
おきさきの嫉妬に狂った人間の醜さや
白雪姫の純真無垢がゆえの人を疑わない危うさなど
童話の中にも社会の縮図がぎっしりつまっています。
幼い頃はディズニーやアニメ絵本などで夢の世界を満喫し、
小学生になってからにでも手にしたらいいのではと感じました。
このバーナデットの作品は緻密で細かくやさしい挿絵になっており、
白雪姫のもつ愛らしい印象は損なうことなく本当のお話を知ることができると思います。