「にひきの のみの はなし」ですが、のみの姿は出てこず、吹きだしのセリフのみです。赤と青の枠組みの吹きだしのセリフがそれぞれの個性を伝えています。赤はポジィティブ、青はネガティブ発言が多いです。最初は犬に寄生しています。
赤は行動派で青は慎重派。それぞれの言葉の対比がとてもおもしろかったです。見えないものが主役という設定もとても新鮮でした。
生きていく上ではどちらも必要で、異なるように思える性格も誰の心にもあるよう感じました。
のみなので寄生した動物について行けばどこまでも行けるというのも、なかなか考えられていると思いました。
読み終わった後、カバーについているその他の作品を息子がチェックしていました。今まであまり読んだことがありませんでしたが、レオ=レオニ作品読んでいたきいと思います。