サブタイトルを知らずに読み始めたら、なんだか不思議なことに。
犬のお尻で誰かと誰かが会話してる??
サブタイトルは、「にひきの のみの はなし」。
なるほど、姿は見えぬが「のみ」がいるわけですね。
この姿の見えない「のみ」の会話だけで成り立っている、
風変わりな絵本になっています。
ところが、「のみ」にも、性格の違いがあるようで。
好奇心旺盛で行動力ある、おてんばな「のみ」と、
安定志向で新しい刺激を嫌う、内気な「のみ」、
この二匹の会話のやりとりが、なんだかおかしくて。
小さな「のみ」の世界では、これは大冒険になるんでしょうね。
まさか「のみ」が主役の絵本があるとは。
今まで味わったことのない視点からの絵本で、新感覚でした。