宮沢賢治というとやっぱり「注文の多い料理店」。
子どもにも分かりやすい内容なので、読み聞かせにもいいと思います。
日本のすばらしいお話に接してほしい気持ちで、高学年の読み聞かせによくこの絵本を読みます。
いろいろなところから「注文の多い料理店」の絵本はでていますが、私はこの絵がピッタリだと思います。
6年生に読んだときに、このお話を知らない男の子がラストが近づくにつれて、「こわいよ〜、こわいよ〜」とつぶやきながら聞いてくれました。
そのドキドキは、スズキコージさんの絵にあると思います。
子どもを引きつけ、何となく不気味な雰囲気を出しているあの絵。
このお話にはピッタリです。
同じお話でも、挿絵によって雰囲気も変わってくるのだと思います。
高学年には、このくらいドキドキする絵がおすすめだと思います。
もっと小さい子には、ちょっと怖すぎる?かもしれませんが。
でも、このお話のラストのドキドキを味わうには、やっぱりこの絵がおすすめです!