このお話の不思議でちょっぴり怖い雰囲気に,スズキコージさんの絵がぴったりで,お話を大いに盛り上げてくれてるなあと感じました.
きっとおいしいものを食べさせてくれるんだろうなあと思って入ったレストランが,まさか自分が食べられる側になっていると気づいたら…
恐怖のあまり,泣いて泣いて泣いて泣いて泣くことでしょう.顔だって紙くずのようにくしゃくしゃになってしまうことでしょう.
二人の紳士の感じた恐怖感が,文章を読むとそっくりそのまま伝わってくるようで,読んでるこっちまで背筋がゾクゾクしてきました.
宮沢賢治さんの表現力の豊かさにすごいなあと驚きっぱなしでした.