子供から欲しいものを強くねだられると、つい買ってしまいがちな私は、ちょっと反省させられる絵本でした。
このお話しの主人公、ちょろりんは「春色のセーター」が欲しくなり、お母さんにお願いするのですが、あっさり断られてしまいます。でも、そこでちょろりんは「買ってー!」と駄々をこねるのでなく、じゃあどうすれば足りない分のお金を手に入れることが出来るのかを考え、行動に移します。
ちょろりんのおじいちゃんも、「子供だから」と妥協せず、ちょろりんを一人の働き手としっかり見据え、正当な報酬として足りない分のお金を渡します。私も、こんな毅然とした大人にならなければ‥と考えさせられました。
びきびきおばさんのぶっきらぼうな優しさが素敵。「春色のセーター」の色合いもとても綺麗だったことも付け加えておきます。