1年3組の教室で、突然おならの音がした。
隣の席のようこの顔が、赤くなったので、てつおが「ようこや」と、立ち上がる。言われて、顔を伏せるようこ。
そして、先生も加わり、討論会が始まるのです。思わず出てしまうもの、でもそれは場を考えないと大きな恥をかいたり常識を疑われたりするものですが、どうしようもない時だってあります。小学校1年生なりに、色々考えて、意見を出し合う様子は、なかなか気持ちのいいものでした。口にすること自体恥ずかしいこと、でも、本当は、頭の中ではきちんと考えているんだよなと思いました。
右ページに大きな絵、そして、左ページには、てつおくんのひとり言が書かれ、時間の経過とともに、てつおくんの表情の変化、考えがまとまっていく様子など、わかりやすく描かれていました。
最後に書かれた、大阪弁での作文も、お見逃しなく!
私自身、中学生の頃、テストのたびに、お腹の調子が悪くなって、出そうになる音と闘い、テストどころではなかったことを思い出しました。もしかして、出てしまっても、こんな形で、討論する雰囲気には、ならなかったでしょうね。