乗り物好きの息子にと手に取ってみた絵本です。
タイトルの「いやいやバス」って、バスが嫌いなの?と思ったら、
「病院行き」担当の3番乗り場のバスくんのお話でした。
薬の匂いがするバスなんて自分だけ。不満いっぱいの3ばんくん。
そんなある日、3ばんくんは事故に遭い、修理工場へ。
まさか、主役の3ばんくんが事故に遭うとは思っていなかったので
話の展開に驚きましたが、修理工場って「車の病院」なんですよね。
「病院行き」でも、実際に病院にかかったことはなかった3ばんくん。
病院の大切さを知ることで失いかけていた自信を取り戻し、
息子もホッとしていました。
砂田弘さんの作品は何冊か読んでいますが、乗り物を擬人化したものが多く、
乗り物の立場からの描写が多くて、本当に乗り物に気持ちがあったら
こんな風に感じてるのかも、なんて想像する楽しみが増えたように思います。