「知らない人について行っちゃいけません」そんなことを毎日繰り返し子どもに言い聞かせるより、この作品を読み聞かせたほうが、きっと自分の身を自分で守る方法をしっかりと身につけることができると思います。
親しみやすい美しい水彩画と、やさしい語り口で具体的な例を挙げながらしっかりと説明してくれています。デパートで、公園で、マンションで、ホテルで、テレビのニュースで、親戚のおじさんの家で・・。場面によって、被害にあってしまう子も、女の子だったり男の子だったりするので、人事ではなく、自分に置き換えて考えることができます。
悲しい事件が後を絶たない現代社会で、子どもが何事もなく、安全に生活していくために、必ず一度は読んでおきたい作品です。