1957年の作品。のちに発行された復刻版を借りて読みました。
おいしゃさまという響きに、作者の意図が感じられます。病気の人がいれば、たとえ火のなか水のなか、かけつけてくれるとっても大切な存在であるんだよという気持ちが、このことばに込められていると思いました。
ねずみのおいしゃさまがスクーターに乗って、雪の中を走るところなど、決して古さを感じさせませんでした。また、かえるが冬眠すること、かぜをひくということなど、日常生活をする上で知っておきたいことが、物語を通して子どもたちに示してあって、親としえはありがたかったです。