夜中にりすさんの家まで往診を頼まれたお医者様が、大雪のため途中でスクーターが動かなくなり、冬眠中のかえるさんの家で朝まで眠ってしまう、というのどかなお話ですが、せかせかしている今の時代にこそ、こんな絵本を楽しみたいものですね。(初版が1957年となっていましたが、こんなのんびりした時代だったんでしょうかねえ?!)
お医者様が翌朝あわててスクーターに飛び乗り、りすさんの家を目指して走っていくページでは、娘も「ぶるん ぶるん ぶるん」と言いながら、指でスクーターを追いかけていました。りすのお母さんもまた、けろりとしたもので、ぼうやもすっかり元気になり、「ええ、ゆうべのゆきで ひやしてやりましたから」と言ったのには、娘もびっくり。「雪を頭に載せて冷やしたの〜?」と、大笑いしていました。