雨降りの続く毎日、バーバパパの家族達は南の海の静かな島にバカンスに出かけます。皆和やかに、暖かく穏やかな海で楽しく過ごしていました・・・が、ある日ちょっとしたことから兄弟喧嘩になり、皆腹を立て、一緒にご飯も食べようとも遊ぼうともしなくなりました。しまいに一緒に寝るのも嫌になり、めいめい小屋を作ることになりました。自分の小屋には自分と同じ色を塗っていたのですが上のほうで小屋を作っていた者の不注意からペンキが下に落ち、下で小屋を作っていた者がそれに怒ってペンキを投げつけるはでペンキ戦争勃発!でもバーバパパがちゃんと仲裁してみんな元通りになかよしに。みんなで大きなキャビンを作り、毎年夏休みにここに来ようとバーバパパは言うのでした。
バーバパパの子供達が喧嘩を始めてもバーバパパとバーバママはそっと見守り、丁度いいところでちゃんと仲裁をするのには感心しました。皆が一緒に抱き合って仲直りするシーンはとても素敵です。最後のページでバカンスに出かけたバーバパパたちから絵葉書が届いたようになっていて、切手がバーバパパの絵柄なのもご愛嬌!息子はバーバパパの子供達が喧嘩をするシーンで「あらららら?こまったねぇ」、みんなで抱き合って仲直りするシーンは「よかったね。ママ、ギュ−して」と抱き付いてきます。「おばけのバーバパパ」と同じく最後の絵葉書のバーバパパが手を振っているシーンに息子も手を振ってバイバイしています。兄弟なかよくしなくちゃねと思う絵本です。