作者は「泣いた赤おに」で有名な童話作家ですが、他の作品は意外と知られてないのではないでしょうか?
いもとようこさんの、優しいかわいらしい絵に惹かれて、長女が借りてきましたが、実にあたたかいしみじみとしたお話でした。
年をとったじいさんたぬきが、穴の出口で腰をおろしていると、孫たぬきがやってきて、じいさんが子どもの頃のお話を聞きます。そう、じいさんがちょうちんに化けたことを・・・。
綺麗な日本語で書かれた、あたたかいお話を、優しい美しい絵で見る喜びを、現代っ子たちにもたっぷり味わわせてあげたいなと思える絵本です。