電車好きな子はもちろん、そうではない子も、このお話のおどろく展開にひきつけられて、大好きになりそうな一冊です。
おうちにある、おなべやお風呂の道具が列車に変身したり、ぬいぐるみがお客さんになったりと、かこさんの発想は、身近なものをあっとおどろくものに変えてしまうマジシャンのようです。小さな子でも知ってるものが、夢のような乗り物に変わることが、子どもたちの気持ちをぎゅっとつかんではなさないのだと思います。
トンネルに入って、すすだらけになるっていうのは、子どもたちには???かもしれませんが、それも本から得る知識としてとっても重要ではないでしょうか。本の世界に親子でどっぷりつかって楽しめる、とっておきの本になりました。