2歳になった息子も、まだまだよく食べ物をこぼします。
いけないこととは分かっているようなのですが、わざとこぼすことも・・・
そのたびに私も怒って、楽しいはずの食事の場が険悪ムードに・・・そんな毎日。
でも、この絵本を一緒に読んでいると、息子は笑いながら「ダメよー」って言うのです。
私の口調そっくりに!
そして、こぼしちゃったくまさんやうさぎさんの絵の上を、やさしい手つきでこすっています・・・そう、拭いてあげているのです。
で、「だいちき!」と言って、絵本ごと抱きしめていました。
思わず笑ってしまい、涙まで出そうになりました。
私、必要以上に神経質になって、キーキー怒っていたんだな・・・
絵本の中の赤ちゃんには、「かわいい」って思えるのに・・・
と、気付きました。
その晩、ごはんを一生懸命食べている息子を見ていたら、なんだか愛おしくて。
こぼしちゃっても「あーあ、こぼしちゃった」と言いながら、いつもよりも優しく拭いてあげることができました。
林明子さんのやさしい絵が、そうさせてくれたのかな?