【あらすじ】
僕の父さんのエルマーがまだ小さかった頃のお話です。年取ったのらねこから、どうぶつ島に捕らえられているりゅうの子どもの話を聞いたエルマーは、助けに出かけることにします。しかしどうぶつ島は、おそろしい猛獣が住むジャングル。果たしてエルマーは無事りゅうの子どもを助け出せるのでしょうか?
【感想】
鮮やかな青と黄色のしま模様のりゅう、たてがみを色とりどりのリボンで三つ編みにしたライオン、エルマーの冒険が描きこまれた地図。本の世界の面白さを知ってしまった子どもにとってみれば、本文の1行目を読む前から、面白さが約束された童話だと思います。少なくとも私にとってはそういう本でした。
でも、図鑑が好きで、デフォルメされた絵や、リアリティのない生き物に興味を持たない5歳の息子は、まだ手に取ろうとはしません。「ママが好きな本」と言います。でも諦めずに、目に触れる場所に時々出していくつもりです。
4/100