語り手のお父さん、エルマー・エレベーター(この名前、いいですね)が、ひろった猫の話を聞いて、
とらわれの竜を助けに、どうぶつ島に行くという、
あまりにも有名な児童書です。
昔読んで、ものすごく面白かった覚えがあります。
男の子むきなのかな。と思い、読んでいなかったのですが、
「こんなに面白かったなんて!」と後悔したことを覚えています。
ただ、今回、本屋さんで手にとってみて、すっかりお話の内容を忘れていることに気がつきました。
おもしろかった。ただ、そのことだけが頭に残っていました。
買って読んでみて。ああ、やっぱり面白いや。
読むうちに、おぼろげながら、ああ、こういうシーンあったかも、と思うようになりましたが、
詳しい内容は忘れているので、新しい本を読んでいるように楽しめました。
(お得?)
トラやサイ、ライオン、ゴリラ、ワニ。
みんながエルマーを食べようとします。
すんでのところで、エルマーがとんちをきかせて、鮮やかに危機を回避するところが、今も昔も楽しい。
ワクワクドキドキハラハラ、そして、ホ!
いやあ、楽しませてくれる本です。
字に対して、絵が少ないので、4才の息子には、第一章を読んだところで逃げられましたが…
おもしろいわりに、話の内容を忘れてしまっているのは、ただただ、この本が、冒険の面白さを描いたもので、
「感動する」というところからは遠いところにあるせいなのかもしれません。
でも、楽しいばかりの本があって、もちろんいい。と思ったので、5つ星にしました。