それぞれの動物のうんちが食べ物に形容されているところが気に入っています。大人だとつい眉をひそめたくなりますが、もともとは食べ物だったのだし、自然と言えば自然です。
犯人を捜す際の繰り返しが、小さい子供にもとっつきやすいと思います。
それにしてももぐらくん、どうして頭の上のうんちをいつまでも乗せたままにしておくのかな、と思っていたのですが、彼は賢かったですね。くろばえに味見をしてもらって犯人が分かったのだから、ちゃんと証拠を取っておいて良かったです。その次の場面で、犯人のところに向かうもぐらくんの頭にはすでにうんちがありませんから、やはり計算されているんですね。
ちゃんと仕返しをするところもいいです。犯人が仕返しをされたことに今ひとつ気付いてないところもまたいいです。すかっとしたような、何か腑に落ちないような・・・。そのあたりが繰り返し読みたくなる魅力だと感じます。
息子は、最近(2歳2ヶ月)では、一人でページをめくって読んでいます。各ページで、ニヤニヤ笑いながら、「おい、おまえ、うんちしなかった?」と叫んでいます。台詞は少しアレンジされていますが、現実社会ではうんちの話はちょっとタブーなのを息子なりに感じた上で楽しんでいるような気がします。