皆さんからのコメントの多さが子供の人気を証明していますね。
でも、機関車に夢中だった息子が、表紙や1コマにでも機関車が載っていようものなら飛びついた日々も遠い過去。興味の対象は完全に虫とモンスターにとって代わり、3歳の頃にはしばしば読んだこの絵本も、めっきり読む機会がなく本棚に収まっていました。
ところが5歳のある日、寝る前の読み聞かせで眠そうな息子に「今日は1冊だけ!」と言ったところ、持ってきたのがこの絵本。正直この選書は予想外でした。かつては何度も読んだものの、優しいタッチの絵で、内容も易しかったような記憶が、今の息子には幼いかなと感じましたが、僕も内容を忘れかけていたので、新鮮な気持ちで読み始めました。
絵本の中では子供達だけで本格的な線路を敷いていき、最後には機関車を走らすというストーリー。子供ながらに重機を操作しているところのギャップが面白くて好きです。
線路を延ばしていくとたびたび難所にぶつかり、「どうする?」と聞かれるので、久しぶりの息子は悩んだり、ページをめくって「そうかぁ!」とニンマリ。新たな感動を覚えたようでした。
やっぱり好きな絵本はいつになっても好きなんですね。
息子にとって“大好き”と“安心”の詰まった特別な一冊のようです。