この本はリズミカルな文とかわいい絵が特徴です。
子どもたちが協力して線路をつなぎ、駅をつくり、列車を走らせるというストーリーです。途中、山・川・道・池という関門にぶつかり、「どうする?」という疑問を投げかけ、「○○しよう!」とみんなで解決していく、というとてもほのぼのとしたお話です。
文字数も少なく、ことばにテンポがあるので、わが子もほとんど覚えてしまい、「○○があった。どうする?○○しよう」と1ページ1ページめくりながら、楽しそうに大きい声で自問自答しながら読み進めています。
最近は、私たちに「読み聞かせ」をしてくれます。「読み聞かせ」をするときは「せんろの『せ』はゆうせいの『せ』だよ」とコメントしたり、絵の中に出てくる小動物を紹介したり、登場人物が何をしているのかを説明したりと本文にないことまで、「読み聞かせ」してくれます。文字もまだ読めないはずなのに、一字一字指で押さえながら読んでくれることもあります。
プラレールで遊ぶときも「むこうのせんろとこっちのせんろがつながるつながる」と絵本のフレーズを口ずさみながら、レールをつなげています。絵本とプラレールとがつながり、遊びがもっと楽しくなったようです。