1という数字にもつイメージは、1番!っていう、輝かしい感じだったんですが、ここで出てくる1は、ひとりぼっちの1なんですね。
1をひとりの人間とおきかえて考えていくと、話の内容は、心痛めるものです。1自身が自分のことを好きになれていないようすで、周りから仲間に入れてもらえない現実に苦しんでいる姿は、かわいそうでなりませんでした。
でも、広い世界を見渡せば、自分がいつもひとりぼっちってことはない!1の気持ちを180度転換させた「あるもの」は、1といっしょに遊ぶことで、どんなものよりも喜びを大きく大きくしてくれました。私はこの1と「あるもの」の組み合わせに、めっちゃ感動しました。ひとりが加わることで、プラス1の幸せになるのではなく、何百倍にも何万倍にも大きな幸せとなるんだなあと。
この本にであうことで、1の立場を考え、そして「あるもの」のような人間になりたいなあと思いました。