これはとにかく私が気に入った本です。
古き良き時代のアメリカの香りがぷんぷんします。
地方の農家の暮らしぶりが丁寧に描かれています。
1年かけて農作物や手工芸品などを作りためます。家族それぞれがみんな自分の仕事を持っているのです。そして10月にお父さんが街に出て市場で売ります。そして必要最低限の道具を仕入れて、また次の1年かけてモノを作っていく・・・
その繰り返しが、静かな雰囲気の中で語られています。
今の資本主義全盛の時代にはそぐわないけど、こういう時代に生きてみたかったなぁ・・なんて心から思いました。
4歳の息子にはあまりぴんと来ていないようでしたが、もう少し大きくなったらぜひまた読ませたいです。
ほんとうに素敵な絵本です。