古き良きアメリカの暮らしぶり(19世紀初頭)を静かに描き出した絵本です。
場所は、ニューイングランド地方で、ポーツマスが近いというロケーションです。
一年の成果物を、荷車に積んで市場に運んでお金を得て、また次の一年が始まるという市場原理を淡々と描いていますが本来の暮らしについて深く考えさせられます。
また、素朴な暮らしぶりをストレートに伝えてくれます。
何不自由することなく生活することに慣れてしまっている現代人にとって、読んで欲しい一冊です。
お子さんよりも、大人の方が読むべき本かも知れません。