「なかえよしを」さんと「上野紀子」さんのコンビとくれば、すぐに浮かぶのが、「ねずみくん」シリーズです。
このねずみくんシリーズを探していて、たまたま見つけた絵本でした。
ちょっとじーんときます。
9歳の娘も感じるところがあったのでしょう、1回読んだあと、お気に入りになり、この絵本を読んでとリクエストしてきました。
こわくて高いところに登れないねこと、かごの中にいて、一度も空を飛んだことのないとり。
ねこと鳥という関係ながら、二人は友達でした。
ねこ君、ことりさんの夢をかなえてあげようと、かごから、ことりを離してあげるのですが...
いくじなしと言われたねこ君は、心やさしいねこでした。
ほんとにやさしいねこでした。
やさしさは、かけがえのないもの。そして、やさしさは、何をも克服できる強さだと思った1冊でした。