「キミ子方式」でお馴染みの三原色の絵を知ったのが、20年程前。
赤・青・黄色の三原色と白の4色で、自分で色を造り、
下書きなしで直接、画用紙に描く・・・というこの方法に、
驚きと新鮮さを感じて、子ども達と一緒に楽しんできた。
この絵本は、その時とおなじような衝撃を与えてくれた。
お絵かき嫌いのワシテが、ふてくされて描いた「・」一つ。
その「・」を見事な作品に仕上げた先生。
まさに、三原色のコンセプトと共通したものがある。
子どもの時期のお絵かきは、
心の表現・気持ちの発散・個性の表面化・・など、
いろんな事がいわれるけど、
決して、良し悪しを決めれるものではないと思っている。
お絵かきが、生まれつき嫌いな子なんていないだろうから・・・!!
自分の描いた絵に、胸を張って
《じぶんのしるし》をつける事ができる子ども達で、
いっぱいになってほしいと思う!!
この絵本は、そのためのバイブルかも!