何ともとぼけた表情のきんぎょが、とても愛くるしい絵本です。
五味太郎さんならではの、カラフルでしっとりとした色使いに、柔らかいタッチがとても印象的。
突然きんぎょ鉢から逃げ出したきんぎょを追いかけて探す、という単純なストーリーも幼児にぴったりです。
対象年齢は2才〜4才となってはいますが、0才からでも十分に楽しめると思います。
娘は0才の頃からこの本が大のお気に入り。
ページをめくる度に、娘は目を丸くして見入っていました。
読み始めた頃は、まだ色や形を見て楽しむだけでしたが、
1才半を過ぎた今では、きちんときんぎょを指差して私に教えてくれます。
そして、きんぎょ以外にも果物や動物を指差して、これ知ってる!と大興奮。
何度読んでも、娘の喜びようは変化ありません。
毎回、大人では中々気付けない子供ならではの発見をしているみたいで、
1日に何度も「読んで」と持ってくる姿を見ていると、本当に好きなんだなと思います。
これからもまだまだ長い間、娘の愛読書になってくれそうです。
子供さんのいるご家庭には、1冊あって損はない絵本だと思います。