逃げては隠れ、逃げては隠れ…まるでかくれんぼ遊び。
もっと言えば、幼児版「ウォーリーを探せ」のような絵本だと思い、きんぎょが逃げるたびに「ぴょ〜ん」と言って娘に面白おかしく読んであげました。
娘は大喜びで、逃げるきんぎょを目で追いかけます。
けれど、部屋中を逃げて隠れて回って、最後に行き着くのは沢山のきんぎょが住んでいる池の中。
思い起こせば、小さな金魚鉢に入れられたところからお話は始まったのでした。
ただの大脱走劇なんかじゃない。
これはきんぎょの友達探しの旅だったんだと思いました。
そう思うと、逃げるきんぎょがなんとも一生懸命で愛おしく思えてきました。
次からは「お友達探しの旅だよ」と言って読んであげたいと思います。