ぜひ、読んでいただきたい絵本です。
「鬼は外、福は内」とみんなが唱える節分の日の夜。
寂しがり、寒がる声が外から聞こえます。
優しい男は耳を傾けますが。。。
マイノリティーというのは、どこにでもいつでもいます。
嫌われ、虐げられた鬼たちのことを考えさせてくれる、やさしくも楽しい絵本なのですが。。。。
私が一番笑ったのは男の奥さん!
貧乏暮らしが本当に辛いんでしょうね。顔つきからして本当に生活苦にやつれています。
夫に向かって、もう貧乏暮らしは沢山といいつのる場面、福の神にすがりつくところ、他人事とは思えません。(笑)
この作者の絵本は絵柄がとってもユーモラスですが、今回はこの奥さんの七変化に楽しませてもらいました。
ラストは本当に幸福そうできれいですらあります。
笑えて、心も暖まる、そんな絵本です。