1958年の初版なので何と50年前の作品ですが、232万部を誇るベストセラーで、今も読み続けられています。
原題は、The Rabbits’ Wedding。
ガース・ウイリアムズは、マーガレット・ワイズ・ブラウンと組んだ作品で、「うさぎのおうち」「キャプテンうみへいく」などでも知られています。
お話は、原題どおりのうさぎの結婚への到るものを描いていますが、絵本で結婚のテーマにしたものは珍しいのではないのでしょうか?
うさぎの表情たるや、本当に今にも動きそうな繊細なタッチで描かれていると思います。
お話の内容からすると、子供向けというより大人向けと言った方が良いかも知れません。
私は、職場で別れる女性社員には、マーガレット・ワイズ・ブラウンの「たいせつなこと」を贈っていましたが、結婚する女性には、この絵本は最適だと思います。