子供って魔女とか魔法使いとか、おばけとか、何でだか分からないけど大好きですよね。ちょっと怖いもの見たさ、みたいなところもあるかもしれません。
この本もそんな「こわいものみたさ」の子供心をそそってくれる本です。前に来たときにはなかったはずのおうち、勝手によそのおうちにはいってしまうドキドキ、そしてきこえてくる「たすけて〜」の声。もう子供たちはすっかり絵本の中に入り込んでいます。ところどころにちりばめられた、不思議な佐々木ワールドも面白いです。4歳の息子たちの大のお気に入りで、字も読めないのに一部は暗記してしまいました。「それもそのはず、このかんづめは、ただのアスパラガスの かんづめだった。」なんで?なんでここなの?子供の感性は、わからないですね・・・。