逃避という形でこの子が作り出した夢なのかと思いましたが、最後も消えずに一緒にいるのを見て違うなと感じました。
誰の心の中にもある自分を肯定する気持ち、自分を信じる気持ち。それを助長してくれる存在、なのでしょうか。
けっこう奥深いものを感じました。
あとそういう存在によって仕返しをしてスカッとするのではなく、話しているうちにスッキリしたからもういいという件が印象的でしょうか。
案外話しているうちに平気になってしまうことって多いですよね。
娘はたいそう喜んで聞いていましたが、おばけはいないと考えているようです。
でも。いたらいいな、魔法が使えたらいいな。自分が泣いている時に味方になってくれたらいいな。
娘はもちろん、誰だって考えてしまいますよね。良質でおもしろい、子供の心に添った絵本です。