かわいいおばけと男の子との秘密の友情が描かれている本ですが、最後の文章だけがちょっとひっかかってしまいました。
男の子のことを心底思ってくれているおばけを、男の子もいなくなってくれては困る大親友だと思っているみたいだけど、最後の一言「ちっともやくにはたたないけどね。」というのは、どうでしょう?本心ではないですよね。わざとそんな風に言ったのかな?
ちょっと考えてしまう男の子の発言に、娘も私もその一言は、おばけに失礼じゃないかなあ、なんて言い合いました。
その点をのぞけば、男の子とおばけのうらやましいくらいの仲のよさに圧倒され、楽しく読めました。