おおかみさんが何だかどの遊びでもきつねさんに負けてばかり。おもしろくありません。本意ではなかったのに、「いんちきした」と言って大雨の中を追い返してしまいました。すぐにおおかみさんは自分が悪かったことに気が付くのですが・・・・おおかみさんの心の様子がよく描かれています。言い過ぎたよな、そんなつもりなかったのにな、なんて大人でもあること。心はそう思っていても、素直にそれを表わすのは難しい・・・次の日も、また次の日も、きつねさんと出会う機会があったのに、なかなか仲直りができません。・・・少し絵本調ではありますが、とてもすてきなお話です。1年生、2年生読んでみませんか。大人の方も1冊読むと、このシリーズの他の本も読んでみたくなると思います。