早いかなと思いつつも、4歳次女に読みました。
人間と仲良くなりたい鬼の物語です。
赤鬼は鬼ですが、心優しい鬼です。
人間と仲良くなりたいけれど、鬼なので怖がられてしまい、仲良くできません。
それを知った友達の青鬼が、自分が人間の前で暴れるから、赤鬼に自分をこらしめるように言います。そうすれば、人間はみんな赤鬼をいい鬼だと思って仲良くしてくれるはずだと。
思惑通り、人間と仲良くなれた青鬼。
でも、最後に青鬼は、赤鬼と青鬼が仲良くしているのを人間に見られてはまずいから、と手紙を残して旅立ってしまいます。
赤鬼の幸せを願っての青鬼の行動に泣きそうになりました。
と、同時にもし自分が赤鬼なら、青鬼を失ってまで自分は人間と友達になりたかったんだろうか、これで本当に良かったんだろうかと自問自答すると思います。
次女は神妙な面持ちで、最後まで聞いてくれていました。