絵本と言うよりは物語。
63ページもあり、文字も小さいので、かなり読み応えあります。
知人のブログで紹介されており、どうしても読みたいと手に入れました。
子供に読み聞かせるのに、一晩では無理かなと、「今日は半分ね」といい読み始めたら、先が知りたくて結局一晩で読んでしまいました。
小2息子小1娘&私は号泣。年長息子も途中で寝ないで最後まで聞いていました。
大切な夫をティラノサウルスに殺され、悲しみにくれて巣に戻ると、生まれたばかりの5匹の赤ちゃんも一人残らずいなくなっていた。
そんな悲しみの中見つけた大きな卵。憎きティラノサウルスの卵。
子供を亡くしたお母さん恐竜と、親をなくした恐竜の卵。
神さまが決めたこと、とこの卵を大切に育てるお母さん恐竜。
母の愛を受け、心優しく育ったティラノサウルスのティラン。
母よりも、他の仲間よりも大きく育ったティラン。
ある日大きな大きな隕石が落ちてきて・・・
お母さんのティランへの最後のお願い。涙なくしては読めません。
母と子の愛情が、痛いほど伝わるお話です。
読み聞かせなら、年長の子供も理解していました。
自分で読むなら小学校中学年くらいからでしょうか。
漢字にふりがながふってありますが、簡単な漢字にはないので、小1の娘が途中で読むのを諦めていました。